mixiチェック このエントリーをはてなブックマークに追加

FXの仕組み

FX入門

FXの基礎知識ページのトップ画像

FX(外国為替証拠金取引)とは、取引業者に預け入れた資金を担保(証拠金)に、元手の何倍、何十倍の取引を行います。1998年に外国為替及び外国貿易法(外為法)が改正され、銀行に限られていた外国為替取引が一般に解放され生まれました。

証拠金

FXでは預け入れたお金を実際の売買代金として利用しません。預け入れたお金は「証拠金(または保証金)」として別に扱われます。

FXは取引額の全額を受け渡しするのではなく、取引決済時の損益分だけやりとりを行う「差金決済」の形をとっています。証拠金はもし取引で損が出た場合に、その損を支払うための担保として利用されます。

レバレッジ

FXの最大の特徴はレバレッジをかけられることです。レバレッジ率は取引業者が1、3、5、10と複数用意しています。かつてはレバレッジ率200倍!など凄まじい倍率がありましたが、2011年に規制が入り個人取引は25倍までと制限されました。

外貨預金であれば1万ドル取引する場合、1ドル=100円として100万円(100円×1万)必要になります。しかしFXならレバレッジ率5倍として、20万円(20×5)で1万ドルを取引できます。

証拠金と損失

「証拠金はもし取引で損が出た場合に、その損を支払うための担保」と説明しましたが、損失が出ると証拠金から差し引かれます。値下がりした場合、どこまで取引可能なのでしょうか。

レートが1ドル=100円の時に1万ドル購入し、証拠金5万円を預けたとします。レートが1円下がり1ドル=99円になった場合、持っている1万ドルの価値は100万円から99万円に目減りしています。しかし、担保として証拠金5万円を預けているので、その範囲内ですからまだ取引可能ということになります。

証拠金に対してどこまで損失を許容するか(必要証拠金)は取引業者によって異なります。例えば「外為どっとコム」は個人、法人、さらに通貨により計算式が異なりますが、ドル円の場合、

「基準レート」 × 1,000(通貨) × 4%(保証金率)

としています。1ドル=100円であれば100円×1,000×0.04=4,000円となります。つまり、購入したドルが値下がりし評価損が4万6千円まできたら、あと1銭でも下がると強制的に取引が決済され損失が確定します。

ちなみに、利益は証拠金に加えられていきます。

買いから入るか売りから入るか

FXは必ず買い(円で他国の通貨を買う)から入る必要はなく、売り(業者から他国の通貨を借り、それを売って円を買う)から入ることもできます。買いとは上記で説明した一般的なFX取引ですから、ここでは売りの解説をします。

1ドル=100円の時に業者から1万ドル借り、それを売って100万円を受け取ります。レートが1ドル=99円なった時に1万ドルを業者に買い戻します。この時の1万ドルの購入代金は99万円ですから、差額の1万円が手元に残り利益となります。

FXは交換した通貨が値上がりすることで儲かるわけですから、この場合円高ドル安で儲かります。買いと売りの2種類の入り方があることで円安でも円高でも儲けることができます。

逆に円が値下がりして1ドル=101円になると、1万ドルを買い戻す代金は101万円で1万円の損失が発生。この損失は証拠金から差し引かれます。

FXの手数料とスプレッド

FXの手数料は1ドルあたり0~10銭程度。ドルであれば大抵の取引業者は無料。無料なら取引業者はどこで利益を出すかというと売値と買値の差、これをスプレッド(英語で広がり、幅)といいますが、このスプレッドで収益を確保しています。

つまりFX取引で必要になる費用は「取引業者に払う手数料+スプレッド」になります。例えばドル/円で1ドル=100.00~100.05円だとします。これは買値が100.00円、売値が100.05円であり、差額0.05円の幅がスプレッド、円にすると5銭です。

スプレッドは取引業者や通貨ペアで異なり、例えば「GMOクリック証券」は米ドルでは1ドル0.3銭(ユーロは0.6銭、豪ドルは0.7銭)。1ドル=100円だとして1万ドル購入すると、スプレッド0.3銭なら30円(10000×0.003)かかります。

FXと外貨預金の違い

FXに似た外貨投資に「外貨預金」があります。外貨預金は円を外貨に交換し銀行預金します。FXと外貨預金の主な違いを一覧にまとめました。

FX 外貨預金
取引期間 証券会社・FX会社 銀行
取引時間 24時間 銀行の営業時間
手数料(片道) 0~10銭程度 1~8円程度
取引金額 用意した資金×レバレッジ 用意した資金のみ
取引通貨の種類 非常に多い 5種類程度
取引レートの変更 常に変動 1日1回
換金性 随時換金可能 満期まで換金不可


注目すべきは手数料です。FXの手数料は外貨預金に比べ圧倒的に安い。外貨預金で円からドルに交換する場合、「TTS」という仲値から1円高いレート使い、円に戻す時は「TTB」という仲値から1円安いレートを使います。つまり、外貨預金の手数料は1ドルあたり往復2円かかります。さらに取引量の少ない通貨の手数料はさらに高くなります(例えばポンドは片道4円、往復8円)。

これに対しFXはドルであれば多くの取引業者は手数料無料、かかるコストはスプレッドのみで大体1ドルあたり5銭程度ですから、ドルであれば外貨預金と比べ手数料は40分の1です。

1ドル=100円の時に1万ドル買う場合、外貨預金は片道1万円、往復2万円です。FXは手数料無料でスプレッドが仮に5銭とすれば片道250円、往復500円です。この圧倒的な低コストがFX最大の魅力です。

レバレッジ1倍なら事実上外貨預金と同じ

FXのレバレッジには1倍もあります。1倍では意味がないと思えますが、1倍で円を外貨に交換するならそれは事実上外貨預金です。

FXのコストは格安ですから、低コストで外貨預金したい人がレバレッジ1倍にしてFXを外貨預金代わりに活用しているのです。

業者の選定

FXを始めるにあたって取引業者を選定しましょう。単純に口座開設数を見ると、

DMM.com証券
外為ジャパン
GMOクリック証券【FXネオ】
外為オンライン
株式会社ライブスター証券

となります。上記5社はスプレッドも安く、利用者が多いためネットで評判やツールの使い方など情報取得が容易です。運営実績もあるのですぐ潰れることもないでしょう。

結局はみんなが使っている所を選べばいいだけです。口座開設だけなら大抵の業者が無料ですから、複数社で口座開設し、使い勝手を確認するのもよいでしょう。

スポンサード リンク