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互助会の実態

互助会とは

互助会は共済などと同じような組織で、会員相互が助け合う相互扶助を目的とした組織であり、月々に決められた金額を積み立てる事で、いざ亡くなった時の葬儀代金を全て賄えるというシステムです。これにより、葬儀費用を共同で負担する事で、金銭的に苦しい家庭でも葬儀を行う事が出来るのです。

しかし、この互助会も葬儀業者と同じように、一部には悪質な互助会も存在しているのです。

勧誘に気を付ける

互助会でよく起きるトラブルが、勧誘の時に言った内容と実際の葬儀内容が違うというものです。互助会は勧誘部門と施行部門(葬儀の役務担当)で別れており、勧誘担当者はどうせ葬儀は先出し、その時がきても自分は関係無いのだからと、加入させるのに都合のいい事ばかり言う傾向があります。中には受けられもしないサービスまで口にする人間もいるのです。

経済産業省認可の実態

互助会系葬儀業者が発行するパンフレットやWebサイトには、経済産業省認可を示す文言が書かれています。これは一見すると、この互助会が経産省のお墨付きを貰った安心出来る団体である、と思ってしまいますが、実際はあまり当てにならないのです。

経済産業省認可というのは、経産省がその互助会を葬儀業者として認可、指導しているという意味ではないのです。互助会は会員から一定期間、毎月一定金額を徴収し、会員が葬儀を行う事になったら、契約に定める役務などを提供するというものです。こういった商品やサービスの提供をうける前に代金を積立形式で支払う取引を、「前払特定取引」と言います。

前払特定取引は実際に消費者が商品を手にするまで、長い時間がかかる取引です。その間に業者が倒産すれば積立金がパーになる可能性もあります。そこで、前払特定取引をする業者は事前に財務内容等のチェックを受け、経産省からその認可を受ける義務があるのです。

しかし、そういった審査をパスしたとしても、必ずしも倒産しないとは限りません。不況のご時世ですから、認可を受けていても倒産する業者は少なくありません。積立金は割賦販売法(かっぷはんばいほう)に基づき、積立金残高の1/2が保全される事になっています。

つまり、経済産業省認可というのは、万一、倒産しても積立金の1/2は戻ってきますというだけで、経産省が認めた倒産しない優良業者です、という意味ではないのです。経済産業省認可を盲目的に信じるのは危険でしょう。

コース料金だけでは葬儀は出来ない

互助会には、設定金額に応じた様々なコースが用意されています。より充実したコースほど積立金も高くなります。注意すべきなのは、掛け金だけでは葬儀の全てを賄えないという点です。

葬儀業界は「葬儀一式」という言葉をよく使います。知らない人は一式なのだから、これで葬儀に掛かるもの全てだろうと思いがちですが、これは最低限のものしか含まれていない言い方です。葬儀に掛かる全てのものを含む場合は「葬儀の一切合切」と言います。

最初、会員はこのコースに入っていれば葬儀一式、全て大丈夫と思い加入しますが、実際は他の部分でさらに費用が掛かるという事態になり、会員と互助会でトラブルが起きるのです。こういった事が起きる原因は、まず加入者が最初の契約内容を把握しないまま加入してしまう。葬儀をすぐ行うわけではないので、契約内容を忘れてしまう。加入者自身が死亡し、家族に上手く内容が伝わっていない。加入させるため勧誘員が無理のある説明をする、などが挙げられます。

上記はまだ明確に悪意があるわけではありませんが、互助会も一般的な葬儀業者と中身はほとんど変わらない実態があります。一般的な葬儀業者はセット料金を提示し、そこには葬儀一式と書かれておりそのお金で全て終わりであるように装います。しかし、実際の葬儀では葬儀一式という最低限の部分だけでなく、他にも何かに付け出費が嵩み、結局、セット料金の倍の金額で終わるという事が多いのです。

互助会ではセットをコースと言い換えて、全く同じ事をしているのです。同じ葬儀業界のプレイヤーですから、同じ事をするのも頷けます。しかも、互助会は経済産業省認可という錦の御旗を掲げているため、余計たちが悪いと言えるかも知れません。

こういったトラブルに巻き込まれないためには、事前にプラン内容を確認し、家族に正しく伝える事が何より大切になるでしょう。

飲食も葬儀業者と変わらない

悪徳業者の手口でも葬儀業者の出す通夜ぶるまい等の料理は不味い、と書きましたが、互助会で出される料理も大差ありません。火葬場で出されるお弁当が6千円もしたり、通夜ぶるまいの天ぷらが凍っていたといった有様。所詮、同じ業界で生きる葬儀業者ですから、やっている事に違いなどないわけです。

生花も使い回されている

最近は単なる木製の祭壇ではなく、周りを生花で飾られた「花祭壇」がブームになっています。この時の生花は当然買い切りなのですが、実際は使い回していると言われています。

生花は遺族が買っているので、それを持って帰っても問題ありません。しかし、中にはこのような花は持って帰るものじゃありませんと、渡さない業者もいます。ではこれらの生花は廃棄処分されるかというとそうではなく、遺族にバレないように祭壇の基本ラインを変えて、別の葬儀で使用したりするのです。

単にリサイクルだと憚らない葬儀業者もいますが、要はリース品という事であり、にも関わらず新品の生花代金を取っているのだから立派な詐欺です。最近になってやたら花祭壇が多くなってきたのは、こういった理由も一つにはあるのでしょう。

花祭壇を選ぶのは遺族の自由ですが、よくよく考えてから決定した方がいいいのかも知れませんね。

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