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悪徳業者から身を守る

「指定業者」の肩書きにまどわされない

葬儀費用でぼったくられないために、最初に気を付ける事は葬儀業者の選定です。多くの人が深く考えずに、警察や病院指定の葬儀業者をそのまま使ってしまいます。元々、指定業者制度は、制限しなければすぐ群がってくる業者と遺族との混乱を防ぐための制度です。警察や病院が選定した業者を、取りあえず優先的に接触させているだけで、葬儀は勿論遺体の搬送もその葬儀業者に任せなければならない道理はありません。

その葬儀業者が本当に葬儀を依頼するに足る業者かどうか考え、警察や病院から「うちの指定ですから」と言われても必要なければしっかり断る事が重要です。

規模の小さい地元業者

必ずしも信用出来るとは言いませんが、昔から地域に根ざした葬儀業者というは信頼出来る業者が多いようです。小さな業者というのは、地元に人達と長い信頼関係を築きながら生き残ってきた業者です。こういった業者は悪評が立つとすぐに広まってしまい、仕事が出来なくなってしまう。そのため暴利を貪るような仕事はしないものです。

逆に広い地域で事業展開している大手の葬儀業者というのは、そういった評判に鈍感だったりします。そもそもあこぎな商売をするから大きくなれたという側面もあり、小さな業者はそうでないから未だに小さいまま、という事も言えるでしょう。絶対ではありませんが、一つの目安にはなるかも知れません。

一人で打ち合わせはしない

葬儀業者は場数を踏んだプロであり、遺族は素人で大抵その葬儀が喪主としては初めてだったりします。こういった場合は間違い無く業者に高額な葬儀費用を巻き上げられる事になります。

葬儀内容の打ち合わせでは、必ず複数の人間で行いましょう。家族が亡くなり、訪れた指定業者とその場で契約するなど以ての外です。取り敢えず遺体を搬送してもらい、葬儀全般の交渉は翌日以降に行いましょう。

人が亡くなると何もかもすぐに行わなくては、と思いがちですが、実際は時間はあるものです。火葬も法律上24時間以内は出来ませんし、最近は遺体の冷蔵技術を向上しています。業者によっては遺体用の冷蔵庫を貸し出したりしており、急いでよく考えないまま葬儀を決めてしまうよりは、遺体の安置にお金を使いしっかり考えた方が、ずっと費用は安く済むのです。

葬儀一式に騙されない

葬儀業者はよく「葬儀一式」という言葉を使います。何も知らない人からすると、葬儀にかかる全てを表しているように感じます。セット料金には大抵、葬儀一式と書かれていますが、それだけでは葬儀は行えないのです。

この葬儀一式の中には、お寺の紹介料、お布施の立て替え、通夜ぶるまい等の飲食代、生花代、返礼品代など、普通の葬儀で必要となる費用が含まれていないのです。結局、葬儀一式に含まれていないオプションの部分で、葬儀費用の総額を吊り上げる仕組みになっているのです。

業者に葬儀費用を伝える時は、「葬儀一切合切でいくらなんですか?」、「うちが出せる金額は○○万円だから、必ずこの金額を超えない範囲で見積もってくれ」などと明確に伝える事が必要です。

詳細な見積書を作らせる

葬儀を検討する時は、必ず見積書を取りましょう。そして、項目の一つ一つを担当者に確認していき、分からない不明瞭な部分はどんどん聞いていく事が重要です。特に「など」や「含む」といった表現の場所は気を付けなければいけません。こういった態度を見せるだけでも、業者側は簡単に巻き上げられるタイプではないと思わせる事ができ、威嚇として役に立つはずです。

わざわざ詳細な、と付けているのには理由があります。業者が出してきた見積書を見ると、驚くほど乱雑な文字や意味の分からない記号が多いと言われます。その時は業者の説明を聞いて分かったような気になりますが、時間が経つと見積書を読んでも意味が分からないという事になります。

これは後日のトラブルを考えて、わざと判別出来ないように書いているといいます。勿論、こんな悪徳業者ばかりではありませんが、もし、判別出来ない意味の分からない数字や記号が出てきたら、業者にしっかり説明を求めるか、書き直しを要求しましょう。

項目(生花代など)によっては当日にならなければ分からない、と言ってくる業者もいます。しかし、長年仕事をしているのだから概算くらいは出せるはずです。こういった事もしっかり相手に金額を書かせましょう。

セット料金ではなく積算方式を見る

葬儀料金の仕組みは大別すると、「セット+実費方式」と「積算方式」の2通りあります。セットやプランと聞くと、葬儀に必要な物は最低限揃っていると思いがちですが、実際はセットの内容だけでは葬儀は出来ないのです。ここからいくつもオプションをつけてやっと葬儀ができ、セットという撒き餌で顧客を呼び寄せオプションで荒稼ぎするのが、葬儀業界の常套手段なのです。

それと比べて積算方式は、それぞれの値段が確認出来るシステムであり、セット+実費方式よりずっと明朗です。業者の言う見積もりは、大抵セット+実費方式を指いるため気を付けて下さい。セット方式以外では見積もりは出せないと言ってくる業者なら、さっさと別の業者に返る事をお勧めします。

業者の中には、素人である遺族に積算方式で決めさせると、使うアイテムのグレードがアンバランスになってしまうから、セット料金の方が体裁がよいと言う人もいます。本当にそんな意味で業者がセット料金を推奨しているかは分かりませんが。

齋場を持つ業者か

昨今の葬儀費用高騰の理由の一つが「斎場」と言われています。超高齢化社会が間近に迫る日本では、大死亡時代に向け多額の設備投資をしている葬儀業者が多いのです。いずれそういった時代が到来し、投資額を回収できるとしても、今はまだ苦しいわけです。そのため、投資額を回収するため顧客からよりお金を吸い上げようとしているのです。

この業界は、どこかを無料にしても、結局は他に上乗せして請求するのが当たり前です。斎場を持つ業者がよく「斎場使用料無料」とうたっていますが、当然、他の名目で高額請求しているのです。つまり、斎場無料というのは安く見せるためのまやかしでしかありません。

斎場なんて別に業者が持つ所を使う必要はありませんし、持っている業者は設備投資で使った金額の回収に必死となり、ぼったくろうという動機付けを生み出します。特別な理由がない限り、自社斎場を持たない業者を選んだ方がいいかも知れません。

自宅で葬儀をやりたいと言ってみる

ぼったくろうとしてる業者は、当然自分達の斎場でやりたがります。そのため自宅で葬儀をやりたいと言って、その時の業者の反応を見る事で、ある程度は業者の質を判断出来るでしょう。何かしら理由をつけて自分達の斎場に引き込もうとする業者なら、その時点でお引き取り願うのが得策でしょう。

逆に言えば、自社斎場がありながら、遺族の要望に真剣に対応してくれるのなら、そこは優良業者といって構わないでしょう。

市民葬や区民葬を嫌がらないか

市民葬や区民葬は全ての業者が行えるものではありません。基本的に市や区から委託を受けた葬儀業者間で価格を設定するシステムになっています。そして、市区町村長から指定を受けた業者は、その依頼を断る事は出来ません。しかし、市民葬や区民葬は一般的な葬儀と比べ旨味が無いため、嫌がる葬儀業者が非常に多いのです。

こういった業者は、単に「指定業者」という肩書きで信用を取ろうとしているだけなのです。当然そんな業者に遺族が満足出来る葬儀を期待するのは無理でしょう。

市民葬や区民葬を積極的に活用する

市民葬や区民葬は葬儀業者が好き勝手にやりにくい葬儀であり、結果として騙されにくくなります。費用も安く、葬儀で必要な事もちゃんと揃っています。無駄に葬儀業者にぼったくられるくらいなら、市民葬や区民葬の方がずっとよい葬儀になるでしょう。

市民葬や区民葬は福祉行政の一環ではないため、行うにあたって特別な制限はありません。市民葬かどうかは基本的に喪家が言わなければ分かりません。

市民葬や区民葬は知名度が低く、知らない人も大勢います。「今時、市民葬は恥ずかしいですよ」などと言ってくる業者も存在します。しかし、昨今の葬儀費用の異常な高さを考えると、市民葬や区民葬は誰もが一度は考慮に入れるべき葬儀方法なのです。

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