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仏壇の種類、供養のやり方

仏壇とは

仏壇は先祖の霊を祀るための物と考えがちですが、そうではありません。仏壇とは本尊を祀るための入れ物であり、本尊とは仏教の各宗派の根本的考えを形にした存在です。

仏壇に先祖の位牌を祀るようになったのは、仏教の亡くなった人は成仏(仏に成る)という考え方があるからです。浄土真宗では位牌は用いません。

宗派別本尊一覧
宗派 両脇仏(左) 本尊 両脇仏(右)
天台宗 伝教大師 釈迦牟尼如来 智者大師
真言宗 不動明王 大日如来 弘法大師
浄土宗 法然上人 阿弥陀如来 善導大姉
浄土真宗(本願寺派) 蓮如上人 阿弥陀如来 親鸞上人
浄土真宗(大谷派) 九字名号 阿弥陀如来 十字名号
曹洞宗 常済大師 釈迦牟尼如来 承陽大師
臨済宗 普賢菩薩 釈迦牟尼如来 文殊菩薩
日蓮宗 鬼子母神 大曼荼羅 大黒天

仏壇の種類

仏壇にも種類があります。

■上置型仏壇
タンスの上や押し入れの上を使っておくタイプの仏壇です。

上置型仏壇の図

■地袋付仏間用仏壇
高さが1メートル位の地袋付きの仏間に置く仏壇です。

地袋付仏間用仏壇の図

■台付型仏壇
高さが106~173cm位までの仏間や床に置く仏壇です。

台付型仏壇の図

さらに「塗り仏壇」と「唐木仏壇」があり、塗り仏壇は全体に黒く漆塗りが施され、内部に金箔が貼ってある物を言い、唐木仏壇とは黒檀や紫檀などの銘木と呼ばれる木材を使用した、美しい木目を生かした仏壇です。

仏壇の安置場所

基本的に仏教に方角の吉凶はありません。しかし、一般的に北を避けて安置する事が多いようです。

■南面北座説
仏壇を南に向けて置きます。これは南を向いて座る席を上座との考え方からです。

■本山中心説
拝む人と仏壇の延長線上に、宗派の本山を置いて一緒に拝む形をとる方法です。

■西方浄土説
仏壇は東に向ける事で、拝む際に西を向けるように設置します。これは極楽浄土が西にあるという考え方があるためです。

神棚と向かい合う所や、冷暖房が直接あたる所には設置しないようにしましょう。

仏壇の購入

仏壇は四十九日の法要までには用意しておくのが一般的で、それ以外ではお盆、お彼岸、年回忌などを機に購入する場合が多いようです。本尊は仏壇と同時に購入しますが、宗派により異なるため、事前に自分の家の宗派を確認してから購入しましょう。

仏壇を購入したら「開眼供養」を行います。これは新たに仏像の眼を開くという意味があり、菩提寺に依頼して仏の霊を迎えます。

早めに仏壇を購入しても、四十九日の忌明けまでは使用しません。位牌は忌明け後に仏壇に安置します。

供養、拝礼の仕方

日々の礼拝は、朝は朝食前、晩は夕食後に、出来れば家族揃って行うのが望ましいでしょう。仏壇には花やお茶、または水を供え、朝晩に灯明をともし、線香をあげます。

作法は以下です。

1 仏壇の前に正座し、数珠があれば手に持ち、一礼します。
2 ロウソクに火をつけ、線香をともし香台に立てます。
3 鈴を2回鳴らし合掌します。鈴は内側を鳴らします。
4 お経を唱えます。難しい場合は省いても構いません。
5 鈴を2回鳴らします。お経を省いた場合は行いません。
6 合掌し、手でロウソクの火をあおいで消し、深く一礼します。

仏壇は普段は開けたままで構いません。部屋を掃除する場合は、ホコリを避けるため閉じましょう。

神式の供養、拝礼の仕方

神道では神棚に先祖を祀ると考えがちですが、「御霊舎(みたまや)」に先祖を祀ります。新たに御霊舎を購入する場合は、五十日祭までに用意し、霊璽を御霊舎に祀ります。御霊舎は祖霊舎(それいしゃ)、神徒壇(しんとだん)、祭壇宮(さいだんみや)とも呼ばれます。

五十日祭の忌明けの祭儀で、霊璽を御霊舎に移す合祀祭が行われます。御霊舎には霊璽だけでなく神鏡も納めます。鏡には先祖の霊が宿るとされているからです。

拝礼の作法は以下です。

1 手と顔を清め、口をすすぎます。
2 神饌(洗米、水、塩)を供えます。
3 軽く一礼し、2回深く礼をします。
4 祖霊拝詞、神棚拝詞を述べます。
5 二礼二拍手一礼し、さらに軽く頭を下げて終わりです。

キリスト教式の供養、拝礼の仕方

キリスト教で祈りというと、教会が中心となります。カトリックでもプロテスタントでも、家庭での祭壇や飾り方に決まりはありません。

祈りを捧げる時に、供え物をするという習慣もなく、好きな形で行えば大丈夫です。目の前に個人の写真を置いたりする人が多いようです。

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