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テクニカル分析とは

テクニカル分析とは

テクニカル分析とは、将来の企業の収益性や成長性などを分析するファンダメンタルズ分析とは違い、現在の株価チャート(ローソク足、 移動平均線など)を分析して投資する手法です。

ダウ理論

ダウ理論はダウ平均株価などで有名なチャールズ・ダウが、19世紀末にウォール・ストリート・ジャーナルに執筆しました。その考え方の基本は「株価には全ての事象が織り込まれる」というものであり、いわばテクニカル分析の元祖とも呼べる理論です。よくテクニカル信者が「全ての情報はチャートに含まれている」と言いますが、それはこの理論からきているわけです。

ダウ理論には6つの基本法則があり、

1.平均はすべての事象を織り込む
2.トレンドには3種類ある
3.主要トレンドは3段階からなる
4.平均は相互に確認されなければならない
5.トレンドは出来高でも確認されなければならない
6.トレンドの転換は明確なシグナルが出るまで継続する

具体的な手法ではなく、テクニカル分析の根源的な思想と言えるでしょう。

酒田五法

江戸時代の相場師、本間宗久によって考案されたローソク足の並びを元に、売買のタイミングを計るという手法です。三山、三川、三空、三兵、三法の五法からなり、その中でさらに種類があります。

アメリカにも類似の手法が存在し、酒田五法の三尊がヘッド・アンド・ショルダー・トップなど呼ばれています。

フィルター法

フィルター法は、まず一定の幅を設定し、仮にそれが5%なら直近の下値から5%以上上昇した株は上昇トレンド、直近の高値から5%以上下がった株は下降トレンド、上昇トレンドになったら買い、下降トレンドになったら売るという手法です。フィルターとなる幅は決まった数値があるわけではなく、任意で設定します。ボリンジャー・バンドもこの中に入ります。

移動平均線

移動平均線とは、一定期間の株価の終値の平均値をグラフにした物です。移動平均線は大体短い期間の平均線と長い期間の平均線の2本が書き込まれている事が多い様です。証券会社の提供しているトレーディングツールには、もっと沢山の移動平均線が 書き込まれています。



移動平均線でよく解説されるのが"ゴールデンクロス"と"デッドクロス"です。ゴールデンクロス(オレンジ円)とは、長い期間の移動平均線を短い期間の移動平均線が下から上へ突き抜けた形の事を言い、この形が現れると株価上昇 のサインだと言われています。

デッドクロス(紫円)とは、長い期間の移動平均線を短い期間の移動平均線が上から下へ突き抜けた形を言い、この形が現れると株価下落のサイン だと言われています。

オッド・ロット理論

投資で間違う投資家をオッド・ロッターと呼び、オッド・ロッターと反対の売買をすれば儲かるという手法です。要は損ばかりしている人の逆をいけば自然と儲かるだろう、というものです。

その他

上記以外にも太陽の黒点を数える、女性のスカート丈を調べるなど変わった手法も存在します。日本では好景気の時は女性の眉毛が太く、不況では細くなるなんて話もあったりします。しかしこういったものは、因果関係と相関関係の区別の付かない人達の戯言でしょう。

テクニカル分析への批判

バートン・マルキール氏は著書「ウォール街のランダム・ウォーカー 」の中で、学生にやらせたある実験を紹介しています。架空の株式を考え、毎日コイン投げをして表が出れば50セント上がり、裏が出れば50セント下がるというルールで架空の株価チャートを作る事にした。

すると、出来た株価チャートは驚くほど通常の株価チャートと似ていたのです。マルキール氏はこれをテクニカル派の友人に見せたところ、「これは、何ていう銘柄だい」「今すぐ買いだ!」と言われたそうです。株価はつまるところ上がるか下がるか五分五分でしかなく、次に株価がどう動くかはコイン投げと同じで、誰にも分からないという事です。

下図は、架空の株式会社某(ナニガシ)の株価チャートです。私が100円玉を使って、学生と同じように365回コイン投げをし、最初の株価は1,000円で表が出れば50円上げ、裏が出れば50円下がります。

コイン投げによる疑似チャート

0を割り込みましたが大事なのはチャートの形ですから問題ありません。年明けに不祥事でもあったのかいきなり大きく下げ、中盤はこれといった買い材料も無く停滞、年度末決算がよかったのか最後にある程度値を戻したという感じです。遊びでやってみただけですが、それっぽい形になりましたね。

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