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買い方金利と売り方金利

借りたお金には金利がかかる

信用取引は分かり易く言えば借金ですから、当然、金利が発生します。信用買いをした時は、借りたお金に「買い方金利」がかかり、これは年利で表示され、これを365日で割った物が1日あたりの金利「日歩(ひぶ)」と呼ばれます。信用取引で資金(建て代金)を借りると、

・建て代金 × 日歩 × 借りた日数 = 支払う金利

という事になります。例えば、建て代金100万円で、買い方金利が2.8%とすると、一日あたりの金利は、

・100万円 × 2.8% ÷ 365日 = 約77円

となります。このポジションを30日持ったとすると、30日×77円で2,310円のコストが発生する事になります。売却時点で10%値上がりしていれば、受け取る金額は、

・売却代金110万円 ー (建て代金100万円 + 合計金利2310円) = 97690円

になりますが、厳密には手数料などのコストも掛かります。制度信用と一般信用を比べると、一般信用が高い証券会社がほとんどです。下記が代表的な証券会社の制度信用と一般信用の金利一覧です。

会社名 制度信用の買い方金利 一般信用の買い方金利
むさし証券 1.52% 2.52%
GMOクリック証券 2.10% 3.50%
ライブスター証券 2.30% 無し
丸三証券 2.65% 無し
SMBC日興証券 2.67% 2.67%
岩井コスモ証券 2.69% 3.69%
岡三オンライン証券 2.80% 無し
マネックス証券 2.80% 3.47%
SBI証券 2.80% 3.09%
楽天証券 2.85% 3.09%
カブドットコム証券 2.98% 3.60%
内藤証券 2.98% 3.61%
松井証券 3.10% 4.10%

2013年1月現在。これは一般顧客向けで、大口顧客向けには別のプランが用意されています。

日数計算には気を付ける

買い方金利はポジションを精算するまでの日数分かかりますが、この日数はカレンダーで数えた受渡日で決まります。

例えば、月曜日に信用買いすれば受渡日は4営業日目の木曜日になります。これを買った翌日の火曜日に売却したとしましょう。買いで受け取るのが木曜日、売りで手放すのが金曜日ですから、金利はこの2日間分かかるという計算になります。

しかし、もし火曜ではなく水曜日に売却したらどうなるでしょう。まず受け渡しが木曜日、手放すのが土曜日ですが土日は休みですから、実際は翌週の月曜日に売却が約定します。つまり、木、金、土、日、月の5日分の金利が発生するという事です。

そこまで気にする事ではありませんが、大型連休などには注意が必要です。

制度信用には証券金融会社の金利が含まれている

制度信用ではお金や株券を証券金融会社から借り入れており、当然、証券金融会社にも金利を支払う必要があります。

この証券金融会社分の金利は、証券会社が提示している金利に含まれており、別途、支払う必要はありません。

本来、信用売りは金利が貰える

信用売りというのは、売りから入っているのですから、本来、売却代金を受け取る事が出来ます。しかし、それを決済するまで受け取らないわけですから、これはお金を貸している状態になり、お金を貸すという事は金利が貰えるという事です。

この貰える金利を「売り方金利」と言い、仕組みの上では信用売りしている投資家は、売却代金に応じた金利が貰えるのです。しかし、現在の売り方金利はゼロですから、信用売りをしても売り方金利は貰えません。

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