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葬儀、告別式のやり方

葬儀、告別式とは

葬儀とは、遺族や近親者が故人をあの世へ送り、成仏させるための儀式であり、告別式は生前、故人と交流のあった人達が、故人に最後の別れを告げる儀式です。

元々は葬儀→火葬→告別式という順番で行われていましたが、昔と違い、今は会葬者全員が火葬場まで行かなくなったので、そのまま葬儀→告別式と続けて行われるのが、一般的になりました。

会葬礼状と香典返し

告別式の後に「会葬礼状」「香典返し」を会葬者に渡します。

会葬礼状は本来、葬儀後に改めて送るものであり、香典返しも本来は四十九日の忌明けに送るものでしたが、現在では閉式後の出口で渡す事が多くなりました。会葬礼状は清めの塩とセットに渡すのが普通です。

香典返しの相場は、地域によって異なりますが、おおよそ受け取った香典金額の半分が目安となり、これを「半返し」と言います。もし1万円の香典を受けたら、香典返しでは5000円相当の品を贈る事になります。

その日に渡す香典返しを「即日返し」と呼びます。普通の香典返しは受け取った香典の金額によって用意する品を決めますが、即日返しの場合、受け取った香典の金額に関わらず、一律の金額の品をお返しします。一律で良いため分かり易く、葬儀社から手配する事も出来るため、選択する人が多くなっています。

即日返しの相場は2,500~3,000円と言われており、1万円を超える高額な香典を受けた人には、後日もう一度、香典返しを送ります。

葬儀の流れ

葬儀の流れを以下です。

参列者着席 喪主、遺族、親族は定刻の10分前には席についておく。その後、世話役、一般会葬者が席につく。
僧侶の入場 参列者全員が集まったら、世話役が僧侶を呼びに行く。僧侶が入って来たら、一同起立するか、黙礼するようにする。
開式の辞 司会者が葬儀の開式の旨、挨拶を行う。
読経 僧侶による読経が行われます。30~40分位。この時、引導が渡されます。引導とは死者を悟りの世界へ導く事を言い、葬儀に参加する僧侶で最も位の高い「導師」がこれを行います。葬儀ではこの「引導を渡す」のが最も重要な部分です。方法は宗派ごとに異なっています。
弔辞の拝受、弔電の紹介 弔辞を依頼した人物から弔辞を賜る。さらに届いた弔電を司会者が紹介する。紹介は数人分で、後は氏名のみ読み上げるか、届いた枚数を紹介する。
焼香 僧侶の焼香後、読経のうちに僧侶もしくは司会者の合図で、喪主から席次の順に焼香をあげる。

焼香の順番は血縁の深い順になります。

1.喪主(妻、息子、娘)
2.姓の変わらない子供
3.姓の変わった子供
4.夫の両親
5.妻の両親
6.孫
7.夫の兄弟姉妹
8.妻の兄弟姉妹
9.夫の伯父、伯母
10.夫の叔父、叔母
閉式の辞 司会者が葬儀の終わりを告げます。この時、喪主と遺族は起立します。一般的にはこのまま告別式へ入ります。


告別式の流れ

告別式の流れが以下です。

僧侶の入場 葬儀終了後、一度僧侶は退出しているため、改めて入場します。
開式の辞 司会者が開式の挨拶を行う。
一般会葬者の焼香 一般会葬者が焼香を行います。この時、遺族は会葬者の側を向き、焼香を済ませた会葬者に黙礼を行います。
僧侶の退場 会葬者の焼香が終わると、僧侶は控え室に退場します。
喪主の挨拶 喪主(遺族代表などの場合もある)が会葬者に対し、会葬の礼などの挨拶を行います。
閉式の辞 司会者により閉式の辞が述べられ、告別式は終了となる。その後、出棺の準備へ移行していく。

返礼品の用意

返礼品とは、訪れてくれた弔問客に対し、感謝の意を込めて渡す品物の事です。

返礼品には3種類あり、通夜ぶるまいには出席しない人に渡す「通夜返礼品」、香典を貰った人に渡す「香典返し」、香典の有無に関わらず全ての人に渡す「会葬返礼品」があります。

返礼品にも金額や渡す品物の相場があります。返礼品に使う金額は、通常1000円程度。品物ではお茶、お酒、海苔、砂糖、商品券やプリペイドカードといった、誰が貰っても困らない物が多いようです。返戻品は通常、葬儀社に依頼して用意させます。

神式の葬場祭の流れ

神式での仏式葬儀に相当するのが「葬場祭(そうじょうさい)」です。葬場祭は告別式と共に行われます。

神道の葬儀なので神社で行うイメージがありますが、神道では死は忌み嫌うものとして神社では行いません。公営・民間の式場や寺院の貸式場で行います。

手水の儀 ひしゃくで水をすくい、左手、右手の順で手を清めます。その後、左手で水を受け、口に含みすすぎます。
開式の儀 司会者が葬場祭の挨拶を行います。
修祓の儀(しゅうばつのぎ) 斎主が葬儀場と参加者一同を祓い清めます。参加者は全員起立し、深く頭を下げそれを受けます。
奉幣(ほうへい)、献饌(けんせん)の儀 楽員による奏楽が奏でられ、代表者が神饌(しんせん・神に献上する食べ物)と幣帛(へいはく・神饌以外の神に奉献する物)を供えます。
喪主による祭詞奏上 喪主が故人の死を悼むとともに、生前の略歴、業績、人となりなどを語ります。
伶人による誄歌奏楽(るいかそうがく) 伶人(れいじん・演奏者、楽員)が、故人を偲ぶ奏楽を奏でます。
弔辞の拝受、弔電の拝読 参列者代表により、弔辞が読み上げられます。さらに参列出来ない人の弔電を読み上げます。
玉串奉奠(たまぐしほうてん) 喪主が拝礼した後、玉串を捧げます。玉串奉奠は仏式葬儀の焼香にあたります。

玉串奉奠では礼拝が行われますが、この時の作法は通常の神道での作法とは異なります。拍手の際は音を出さなず叩く「忍手」で行い、玉串を捧げたら「二礼二拍手一礼」を行います。

やり方は、二回90度の礼をし、二回拍手し(忍手)、最後にもう一度90度の礼をします。終わったら喪主、遺族に一礼して席に戻りましょう。
神職者退場 神職が先に退場します。
閉式の辞 司会者により閉式の挨拶が行われます。

葬場祭の席次



席次は、祭壇を正面にして右側が喪主、遺族、近親者。左側は世話役、友人、知人の順になります。斎主、祭員、楽員の席は、遺族席よりも一段高く設定します。

カトリックの葬儀ミサ・告別式の流れ

カトリックの葬儀は故人が所属していた教会で行われます。カトリックでは、葬儀は故人の罪を神に詫び、許しを請い、永遠の安息を得られるよう祈る意味で行われます。

カトリックでは前夜祭である「通夜の集い」後、「葬儀のミサ」が行われ、次いで「告別式」が行われます。

■葬儀ミサ
入堂式 入祭の歌が演奏され司祭となる神父が香と聖水を持つ奉仕者を従え入堂、参列者は起立して迎えます。その後に棺と遺族が入場し、棺は祭壇前に安置されます。
遺体への表敬 奉仕者が復活のロウソクから火を取り、祭壇のロウソクに点火します。そして棺を白布で覆い、棺に聖水を撒水し、献香します。献香とは神父が香を焚き、棺の周囲を回る事です。
祈りへの招き 葬儀の趣旨を示し、復活の信仰を新たにして共に祈ることを勧める。
集会祈願 参列者より、死者のために共同で祈りを捧げます。
言葉の典礼 神父が聖書の朗読などを行い、聖歌斉唱、福音書朗読、神父の説教と続きます。
共同祈祷 司祭と参列者が交互に唱える祈り(場合により参列者は沈黙のうちに祈る)。
感謝の典礼 遺族が祭壇にパンとぶどう酒を捧げます。 次に、信徒が祭壇の前に出て神父から聖体(パン)を受ける聖体拝領を行います。 これは、故人が復活の神秘にあずかり、永遠の命を得るようにと祈る意味があり、葬儀の中で重要な儀式です。

■告別式
神父による開式の言葉 聖歌斉唱し、開式の言葉が語られます。
聖歌斉唱 参列者一同で聖歌斉唱をします。
神父による言葉、棺への献花、撤水 神父が棺に向かって献花し、聖水を棺に撒水(さんすい)します。
告別の祈り 神父により告別の祈りが捧げられます。
結びの祈り 故人を神に委ね、復活の日を待ち望む祈り。
神父退場
弔辞の拝受、弔電の紹介 弔辞の拝受、弔電の紹介を行います。
遺族代表の挨拶 喪主による感謝の挨拶が行われ、葬儀・告別式の終了となります。
一般参列者の献花と聖歌斉唱 聖歌合唱の中、献花を行ないます。

プロテスタントの葬儀の流れ

プロテスタントには宗派が多く、葬儀内容も変わってくるため事前の打ち合わせが必須です。葬儀社や教会などとしっかり話し合っておきましょう。

プロテスタントでは、死後、故人は天界に召され、神に仕えると考えているので、祈りはあくまで神に捧げられるものにであり、葬儀も神への感謝と遺族を慰めるために行います。つまり故人への呼びかけは行いません。

■葬儀
前奏 オルガン演奏が行われ、遺族、棺が入場します。一般会葬者は先に着席して待っています。しかし、葬儀前に棺を祭壇に安置しておく事も多いようです。
賛美歌の斉唱 参列者一同で選ばれた讃美歌を斉唱をします。
聖書朗読 招きの言葉。聖書に選ばれた箇所が読まれる。
祈祷 祈りが捧げられます。
賛美歌の斉唱 もう一度、賛美歌を斉唱します。
故人略歴 故人の略歴が紹介されます。
牧師による葬儀の辞 牧師が説教、つまり聖書の教えを説きます。「式辞」と呼ばれる事もあります。
祈祷 牧師による祈祷が捧げられます。
弔辞の拝受、弔電の紹介 弔辞の拝受、弔電の紹介を行います。
賛美歌の斉唱 ここでまた、賛美歌を斉唱します。
祝祷(しゅくとう) 協会関係者による、遺族、参列者に対する祝福の祈り。この時、一同は起立して祝福を受けます。
後奏 オルガン演奏の中、一同起立して黙祷し葬儀を終える。
遺族の挨拶 参列者に対する感謝を述べる。
告別の献花 最後に会葬者が献花を行い、祭壇を飾ります。

祭壇設置で気を付ける事

プロテスタントで祭壇を作る場合の注意点を紹介します。

1 遺影は中央ではなく、左右どちらかに寄せる。
2 棺は高い所には置かない。
3 供花を飾る時は名札を外す。
4 飾り付けの花は、十字架や聖餐台(せいさんだい)を隠さないようにする。
5 勲章、遺品の類は並べてはいけない

キリスト教式の席次



席次は、祭壇を正面にして右側が喪主、遺族、近親者。左側は世話役、友人、知人の順になります。斎主、祭員、楽員の席は、遺族席よりも一段高く設定します。

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