クロス取引とは

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クロス取引の仕組み

クロス取引とは、同一銘柄を同一株数で同一値段の買い注文と売り注文を同時に発注し、約定させる事です。

同じ銘柄を同じ株数、値段で売り買いするだけですから損得は無く、手数料分だけ損をした事になります。

クロス取引で節税

株取引を行うと税金が発生します、それは年初から年末までの取引で最終的に利益が上がっていれば、利益から10%の税金を徴収され、 上がっていなければ(マイナス)課税されないというシンプルなものです。この仕組みを利用するとクロス取引で利益に対する課税を合法的に無くしてしまえるのです。

あなたが1,000円のA社の株を1,000株1月に買ったとします。12月になり1年間の損益が出る頃それは1,500円に値上がりしていました。 最初に1千万円で株を買い、その後その株の価値は1千500万円になったわけですから、あなたは差額の500万の利益を上げた事になります。

通常この500万円に10%(暫定処置で現在は10%、本来は20%)の税金が課され、あなたに残るのは500 × 0.9 = 450万円となりますが、もし自分が保有している銘柄で含み損をしている株があり、 その損が合わせて500万円を超えていた場合クロス取引が有効になります。

例えばあなたは1月にA社だけではなく、1,000円のB社の株を1,000株買っていたとします。そして12月その株は500円に値下がりしていました、 つまり500万円の含み損があるという事になります。この株をまず売却します。その後同じ価格で買い戻すのです。一度その銘柄の含み損は確定してしまいましたが、 同じ価格で買い戻しているため実質損得はありません。

しかしこうする事で会計上は利益500万円、損失500万円と計上され利益が相殺されます。 つまりあなたは1年の株取引において利益を上げなかったと言う事になり、合法的に無課税の500万円を手にする事に成功するのです。これがクロス取引の仕組みです。

クロス取引で株主優待を狙う

まず権利確定日に現物の成行注文と信用売り(空売り)の成行注文を出します。 すると同一価格でどちらも約定し、株価が上がっても下がっても損益は相殺されます。権利確定日が過ぎたら両方の株式を精算すれば、 売買手数料は取られますが基本的に損得無しで株主優待を取得する事が出来ます。

注意点としては、逆日歩(ぎゃくひぶ)のリスクがある事です。信用取引は基本的には証券会社を通じて、証券金融会社という専門の金融会社が投資資金や株を調達及び供給しています。そしてある株について空売りする人が増えて貸し出す株が不足した場合、需給関係を調整するために空売りしている人から徴収する株の品貸料が逆日歩です。

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