モバイルデータ通信は固定回線の代わりになるか?

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固定回線とモバイル通信の違い

モバイルデータ通信と固定回線の違い

通信には固定回線モバイル通信があります。固定回線は、電柱などから自宅まで直接回線を引き込みモデムに接続する通信方法です。NTT光、フレッツADSL(電話回線を利用)等が該当します。

モバイル通信は、無線方式でインターネットに接続します。パソコンと接続端末(モバイルルーター)が通信を行い、接続端末が周辺基地局に無線アクセスすることでインターネットに繋ぎます。

固定回線は有線ですから、無線のモバイル通信と比べ通信が安定します。しかし、昨今のモバイル通信は質が向上し、安定した通信が可能になっています。

さらに、通信速度、量共に向上し、ものによってはADSLを超えるデータ通信が可能です。

固定回線は工事が必要です。業者の時間に合わせて自宅にいる必要があったり、女性であれば部屋の中に業者が入る事自体ストレスに感じます。その点、モバイル通信は面倒な設定や回線工事が不要。モバイルルーターが届けば簡単な設定ですぐにネットを利用できます。

モバイル通信の特徴

モバイル通信の特徴の画像

モバイル通信の特徴として以下が挙げられます。

■メリット
・固定回線と違い回線工事不要
・ルーターさえ持っていればどこでもインターネット通信可能
・料金が安い

■デメリット
・通信が途切れることがある
・対応エリア内でしか使えない

モバイル通信の代表格WiMAXとは?

uq wimaxのページ画像

WiMAX(ワイマックス、Worldwide Interoperability for Microwave Access)とは無線通信技術の規格のひとつ。しかし、現在はUQコミュニケーションズのモバイル通信サービス「UQ WiMAX」を指すことが多い。

WiMAXは、携帯電話のように提供エリア内であればどこでも使えます。しかし、携帯電話が使用する回線ではなく、データ通信専用の回線(モバイルWiMAX)を使用して通信します。

日本ではUQコミュニケーションズがWiMAXを提供し、さらに自前で通信サービス「UQ WiMAX」も提供しています。プランは従来のWiMAXWiMAX2+の2つがあります。

UQコミュニケーションズは回線を他のプロバイダにもレンタルしています。そのため、ネット上には無数のプロバイダがWiMAXと名のつくサービスを展開していますが、どれもUQコミュニケーションズの回線を使っていることに違いはありません。

どの事業者も料金体系が似通っているのは、同じインフラを使い差別化しにくいからです。それでもキャンペーンでiPadプレゼントやキャッシュバックで差別化を図っています。

最も安心感があるのは、やはり本家本元UQコミュニケーションズのUQ WiMAXでしょう。キャンペーンはパッとしませんが「UQwi-fi」が無料で利用可能です。UQwi-fiは新幹線車内や空港などで利用できる公衆無線LANサービスです。UQwi-fiはUQ WiMAXでのみ利用可能です。

WiMAXを無料でお試しできるtry WiMAX

try wimaxのページ画像

try WiMAX」はUQコミュニケーションズが機器を貸し出し、15日間無料でWiMAXを体験できるサービスです。自分の住んでいるエリアで使えるかどうか事前にチェックできます。

Try WiMAXレンタル|UQ WiMAX|超高速モバイルインターネットWiMAX2+

WiMAXとWiMAX2+の違い

wimax1とwimax2+の違いを表した画像

現在、UQコミュニケーションズは「WiMAX」と「WiMAX2+」を提供しています。WiMAX2+は次世代機各で大幅に高速化しました。WiMAX2+の提供に伴い従来のWiMAXは2014年8月に新規契約を終了。従来ユーザーも2015年から低速化されており、今はWiMAX2+しか選択肢はありません。

WiMAXの通信速度は下り最大40Mbps、上り最大15.4Mbps。WiMAX2+の通信速度は下り最大110Mbps、上り最大10Mbps。さらに2015年から始まった「ヤ倍速」では、下り最大220Mbpsで通信可能になりました。

ヤ倍速は「CA(キャリアアグリゲーション)」(複数のLTE搬送波を同時に使用する通信技術)と、「4×4 MIMO(フォーバイフォーマイモ)」(アンテナを4本搭載し、同時通信する技術)によって高速通信を可能にしました。

220Mbpsもの速度が出れば光回線も不要でしょう。このヤ倍速は対応するモバイルルーターを使用しなければなりません。

WiMAX2+の拡大で従来のWiMAXは下り最大40Mbpsでしたが、CA対応地域から下り最大13.3Mbpsに変更されています。

WiMAXの通信モード

種類を選ぶ

WiMAXには3つの通信モードがあります。

モード名解説
ノーリミットモード速度制限無しのWiMAXのみ利用可能
ハイスピードモード従来のWiMAXとWiMAX2+どちらかに接続
ハイスピードプラスエリアモードWiMAX2+とau 4G LTEどちらかに接続

au 4G LTEとはオプション料金を支払うことで使用できるサービス(使用月のみで1,000円程度)。WiMAX2+の電波が入らないエリアでも高速通信可能。下り最大75Mbps、上り最大25Mbps。

3つの通信モードはルーターの設定で選択できますが、機種によっては対応していないモードがあったりするので注意しましょう。

WiMAX2+の料金プラン

wimax2+の料金プランを表した画像

■WiMAX2+の料金プラン

Flat ツープラス ギガ放題
月間データ量無制限
契約から最大25ヶ月間は4,380円。25ヶ月を過ぎると4,880円。尚、契約から最大3ヶ月間は割引適用で3,696円。
Flat ツープラス
月間7GB制限
契約から最大25ヶ月間は3,696円。25ヶ月を過ぎると4,196円

※WiMAX2+は基本2年縛りで、どちらのプランもノーマルモードとハイスピードモードを使える。

WiMAXのルーターはどれを選べばいいの?

WiMAXのモバイルルーター選び

現在の主流は「W04」「WX03」の2機種です。以下が主なスペックです。

W04のスペック

製造メーカーファーウェイ(中国製)
発売日2017年2月17日
通信速度下り最大440Mbps/上り最大30Mbps
通信ケーブル規格USB TypeC
バッテリー容量2,750mAh
通信時間ハイパフォーマンス:約6時間30分
ノーマル:約9時間
バッテリーセーブ:約10時間30分
連続待ち受け時間約14時間10分
重量140g
サイズ縦5.3×横13×高さ1.42cm
通信モードWiMAX2+
au 4G LTE
Bluetooth

WX03のスペック

製造メーカーNEC(日本製)
発売日2016年12月2日
通信速度下り最大440Mbps/上り最大30Mbps
通信ケーブル規格USB2.0 MicroB
バッテリー容量2,890mAh
通信時間ハイパフォーマンス:約7時間20分
ノーマル:約10時間10分
バッテリーセーブ:約12時間20分
連続待ち受け時間約17時間20分
重量110g
サイズ縦6.2×横9.9×高さ1.3cm
通信モードWiMAX2+
Bluetooth

通信モードの違い

WiMAXは基本はWiMAX2+を使い通信しますが、場所により通信できない(エリア外)ことがあります。この対策として他の通信方法が利用可能です。

au 4G LTE」はau回線を使った通信で、ほぼ全国で利用可能、田舎の山奥やちょっとした離島でも電波が入ります。通信速度は下り最大150Mbpsで充分な速度を提供しています。

「W04」はau 4G LTEが使えますが「WX03」は使えません。利用場所が都心など街の中心部であればWX03で問題ありませんが、地方住まいや出張などで行く機会の多い方はW04がオススメです。

注意点としてau 4G LTEを利用した月は1,005円(税抜き)の別途料金が掛かります。auユーザーであれば無料で使えます。

クレードルの性能の違い

wx03とクレードル

W04のクレードルは極一般的な物ですが、WX03のクレードルには「拡張アンテナ(3直交偏波アンテナ)」が内蔵されたクレードルです。このアンテナのおかげで通常よりずっと強く電波を拾うことが可能になります。

宅内はどうしても電波が入り辛いのですが、この拡張アンテナ付きクレードルを使うことで電波強度を上げています。

バッテリー持ちの違い

多くのユーザーに最も影響するのがバッテリー持ちの違いでしょう。数値を見て分かる通り旧式のWX03の方が新型のW04よりバッテリーが持ちます

決定的な差があるわけではありませんが、どのモードでも約1時間(バッテリーセーブでは2時間)の違いがあります。外出先でハードに使う人にとっては意外と無視できない差になるため注意が必要でしょう。最悪モバイルバッテリーを持つという選択肢もありますが嵩張るという問題点もあります。

他のモバイルデータ通信サービスとMVNO

WiMAX以外のモバイルデータ通信とMVNO

MNOは自前で回線(インフラ)を構築している事業者(docomo、au、ソフトバンク等、大手ケータイキャリア)です。MVNOはMNOの回線をレンタルし独自サービスを展開する事業者です。

MVNOにはドコモ回線を利用してモバイル通信を提供するところもあれば、UQコミュニケーションズのWiMAX回線を利用しモバイル通信を提供するところもあります。

MVNOのメリットは安さです。WiMAX系のMVNOは上記で紹介しましたので、ここでは自宅用に使えそうな非WiMAX系のMVNOのモバイルデータ通信サービスを紹介します。自宅用ですから「通信量無制限プラン」を提供している業者となります。契約するとSIMカードが郵送されます。それをモバイルルーターやスマホ(テザリングで通信)に入れて利用します。

U-mobile

プラン名月額料金通信量回線
通話プラス LTE使い放題2,980円無制限docomo
通話プラス LTE使い放題22,730円無制限docomo
データ専用 LTE使い放題2,480円無制限docomo

DTI SIM

プラン名月額料金通信量回線
データプラン ネットつかい放題2,200円無制限docomo
音声プラン ネットつかい放題2,900円無制限docomo

UQ mobile

プラン名月額料金通信量回線
データ無制限プラン1,980円無制限au
データ無制限+音声通話プラン2,680円無制限au

固定回線の代わりになるか?

モバイルデータ通信は固定回線の代わりになるかどうか

固定回線からモバイル通信に変えたい人は、ADSL乗り換え組が多いでしょう。現状ADSLの代替になるのはWiMAXのみ。家でのネット利用はのびのび大容量をやりとりする方が多いでしょうし、制限付きはデータ量が気になりストレスが溜まる。

無制限プランはどこも実用で3Mbps出ないものがほとんどですが、ライトユーザーならこれでも大丈夫でしょう。

WiMAX2+の問題は対応エリアがまだまだ狭いことですが、従来のWiMAXエリア内であればノーリミットモードで使うことも可能。後は時が解決するの待つしかなさそうです。

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