パッシブ投資の弊害とは

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パッシブ投資の落とし穴

落とし穴に落ちる人のイラスト

パッシブ投資とは、株価指数(index)に連動する投資信託やETFを購入する投資手法インデックス投資とも呼ばれます。日本ではあまり馴染みはありませんが、海外、特にアメリアでは圧倒的人気の投資手法です。

世界的に人気のパッシブ投資ですが、最近はその弊害も指摘されています。パッシブ投資が前提としている「効率的市場仮説」は、市場は効率的であり株価には全ての情報が織り込み済みであって、割高割安はなく全て適正価格であるという考え。

株価が適正であるなら、個別銘柄の割高割安を考えるのは無駄であり、株価指数に投資することこそ最も適正なリターンが期待できると主張します。

しかし、考えてみれば分かりますがパッシブ投資家が主張するように、市場が効率的だとしてもそれはアクティブ投資家が銘柄分析をして売買することで市場の歪みを是正し株価を適正価格にしているからです。世の中、猫も杓子もパッシブ投資となれば相対的にアクティブ投資が減少し、結果、市場が非効率的になるはずです。そして非効率な市場ではパッシブ投資は成立しなくなるでしょう。

さらに、パッシブ投資家は何らかの株価指数に連動する商品(投資信託やETF)を購入しますが、それが例えばtopixに連動する投資信託やETFだったとして、誰もが投資するようになったらtopixを構成している銘柄は全て、それ以外の銘柄に比べて割高になるでしょう。そうなればtopixの構成銘柄ではないために割安になった株を購入する方が儲かるはずです。

パッシブ投資とは、いわばアクティブ投資家が自らの利益のために財務分析などをすることで、回りまわって市場を効率化してくれた結果にタダ乗りする投資手法です。パッシブ投資家が増えアクティブ投資家が減少すればおのずとパッシブ投資は破綻するのです。

パッシブ投資を採用する人は増え続けています。今後さらにパッシブ投資の人気が高まれば、いつかパッシブ投資が無効になる日もやってくるかもしれません。パッシブ投資の注意点として覚えておくとよいでしょう。

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